2018-11-22 平成30年文教委員会 本文


102◯のがみ委員 最初に、算数ドリルについて質問させていただきます。
 東京二〇二〇大会、算数ドリルを通じた機運醸成について、私は本年六月の第二回定例都議会一般質問におきまして、この算数ドリルを取り上げさせていただきました。その中で、都内の小学生に広く活用されるよう、東京二〇二〇大会に向けての算数ドリルの周知に取り組むべきと申し上げさせていただきました。
 算数ドリル、こういったものなんでございますが、これは下で、パラリンピックを中心にしている本でございます。六月のときにはオリンピックの方のものを取り上げましたので、これは下になります。
 この算数ドリルの作成費、これを一人一人に差し上げる作成費なんですけれども、組織委員会の大会経費とは全く別に、スポンサーの社会貢献活動の寄附ということで独自に費用を集めた、そのお金で子供たちに算数ドリルを還元するということでございます。民間資金により機運醸成が図れる、大変すぐれた取り組みであると感じております。
 まず、このドリルの周知に向けた、これまでの東京都の取り組みについてお伺いいたします。

103◯根本計画推進部長 東京二〇二〇算数ドリルは、スポーツの魅力で楽しく算数を学習し、開催機運の醸成につなげていくことを目的として、組織委員会が作成した教材でございます。
 組織委員会は、この算数ドリルを通じた機運醸成の本格実施に向けまして、来年度、希望する区市町村について、公立小学校六年生全児童分を無償で配布する準備を進めております。
 都は、区及び市の課長会等におきまして、この算数ドリルの内容や、渋谷区をモデルエリアとした事例を紹介するなど、組織委員会と連携し積極的に周知や案内に取り組んでまいりました。また、算数教育推進を担う小学校教員で構成される東京都算数教育研究会などを通じまして、教育現場への周知にも取り組んでまいりました。
 現在組織委員会は、今月末を期限といたしまして、区市町村に対して、来年度の算数ドリルの配布希望調査を行っておりますが、こうした取り組みの結果、既に多くの区市町村が配布希望の意向を示してございます。

104◯のがみ委員 この算数ドリルの特徴的な取り組みは、ドリルで学んだ内容をオリンピアンやパラリンピアンと一緒になって、実践で学ぶ学習会になるということです。
 先月、私も渋谷区立代々木山谷小学校で行われましたボッチャを用いた実践学習会を視察いたしました。今回は、パラリンピック競技を題材とした算数ドリルでございまして、ボッチャは知らない人は全く知らないけれども、詳しくわかると大変おもしろいゲームだと私は思っております。
 これには、パラリンピック・リオデジャネイロ大会の銀メダリストであります廣瀬選手が参加をしてくださいました。また、日本を代表する選手として有名な蛯沢選手もいらしておりまして、教室の中でまず最初に平均を求める勉強をいたします。
 そして、今度は体育館に行ってボッチャのボールを転がして──目標球という目標になる球があるんですね、それに向けてみんながボールを転がしたり投げたりしながら、その球にいかに近づけていくかという、目標球と投げた球の間をメジャーではかって、どっちの組がより近いかというので平均を出しながら競争するというお勉強でございました。平均が実際の行動に伴ってわかるという、非常におもしろい授業でございました。
 子供たちは、ボッチャのルールに興味津々であり、和気あいあいと楽しく授業を受けておりました。また最後には、廣瀬選手のスーパープレーも披露されました。これは、目標球の周りに全部球が近づいているのに、廣瀬選手は目標球の真上に球を置いて、一番近いということで、子供たちの驚きの声や表情がとても印象的で、すばらしい授業になったのではないかなと思っております。
 この実践学習会には、各実施校においてアスリートの謝礼が、若干費用負担は生じるんですけれども、ほかは教材とか全部無料ということでございます。世界レベルのプレーが目の前で実演されることによりまして、子供たちの感動は一生心の中に刻まれ、残っていくのではないかと思います。こうした実践学習を活用すれば、子供たちから家に帰って保護者とか、また地域といろいろと連動して関心も広がっていき、効果的な機運醸成になるのではないかと思っております。
 私の区、葛飾区も競技会の会場はございません。練習会場の誘致に向けて今頑張っているところでございます。
 同じように、多摩地域など競技会場のない自治体も含めて、機運醸成に向けてこの実践学習会を効果的に活用していくべきと考えておりますが、今後の取り組みについてお伺いいたします。

105◯根本計画推進部長 組織委員会は、子供たちの学習効果を高め、大会の機運醸成につなげていくために、アスリートと一緒に実際に体を動かし、算数を体感する実践学習会を開催しております。
 委員も言及されておられました、先月の渋谷区立代々木山谷小学校で行われたパラリンピック競技ボッチャを活用した実践学習会におきましては、都内九区市から視察の申し込みを受け、区市町村の関心の高さがうかがわれたところでございます。
 組織委員会は、来年度におきまして実践学習会を二十回程度予定してございまして、都としても、多摩地域なども含め広く実施されるよう調整を行うとともに、実施校以外の学校でも独自に行えるよう、区市町村に対し情報提供に努めてまいります。
 こうした取り組みを通じて、実践学習会を効果的に活用し、組織委員会と連携して広く都内での機運醸成につなげてまいります。

106◯のがみ委員 この教材は、上がオリンピック、下がパラリンピックとなっております。
 私もオリンピックの方のドリルは全部解いてみましたけれども、非常におもしろい内容でございました。下はまだこれからでございます。時間を見て、全部解いていきたいと思っておりますけれども、ぜひ各区市町村につなげていただいて、実践をしていただきますよう要望し、次の質問に移ります。
 ボランティアについて、若干かぶるところは割愛をいたしまして、質疑させていただきます。
 きのうのテレビでも、大会ボランティアの締め切り日は決まっていませんでしたけれども、十二月二十一日に設定するという報道がございまして、都市ボランティアも本来の日よりも延長して、やっぱり同じく十二月二十一日を締め切りとするという報道がなされたところでございます。大会ボランティアの八万人はもう既に達成されたという報道もございました。
 そうしたことを確認する意味で、まず最初に、基本的な大会ボランティア、都市ボランティアの概要についてお聞きしたいと思います。例えば、活動内容、活動日数、一日の活動時間、募集期間について、改めて確認させてください。

107◯田中運営担当部長 組織委員会が募集、運営を行う八万人の大会ボランティアは、競技会場、選手村などの大会関係施設におきまして、観客へのサービス、競技運営のサポート、メディアのサポートなど、大会運営に直接携わる活動を行っていただき、大会を支える重要な役割を担っていただきます。
 都が募集、運営を行います三万人の都市ボランティアは、空港や主要駅、観光地などにおける国内外からの旅行者に対する観光、交通案内や、競技会場最寄り駅における観客の案内などの活動を行い、観客等をおもてなしの心を持ってお迎えするとともに、大会を盛り上げる役割を担っていただくことになります。
 次に、活動日数についてでございますが、大会ボランティアはオリ・パラいずれの場合もそれぞれ十日以上を基本といたしまして、活動時間は休憩時間を含め、一日八時間程度でございます。
 都市ボランティアは、オリ・パラ両大会を通算して五日以上、活動時間につきましては休憩時間を含め五時間程度としているところでございます。
 募集期間ですが、大会ボランティア、都市ボランティアともに、本年九月二十六日より募集を開始しております。募集期限につきましては、大会ボランティアはこれまで十二月上旬としておりましたところ、十二月二十一日まで募集を受け付けることとなりました。都市ボランティアにつきましては、当初の期限である十二月五日から変更いたしまして、大会ボランティアと同じ十二月二十一日まで募集を受け付けることとしたところでございます。

108◯のがみ委員 ボランティアの男女別の数字というのは、男性が約四〇%、女性が約六〇%で、圧倒的に女性が多いとの報道がなされていましたが、現時点での都市ボランティアの応募者の年齢層の割合についてお伺いいたします。

109◯田中運営担当部長 都市ボランティアの応募者は、昨日十時現在で一万五千百八十人となってございます。
 郵送やファクス等による応募を含むために、詳細は集計中でございますが、今月初めに応募者数が一万人を超えた時点で集計いたしました年代別の割合は、十代が九%、二十代が一二%、三十代が九%、四十代が一七%、五十代が二二%、六十代が二二%、七十代以上が一〇%となってございます。

110◯のがみ委員 先ほどの質疑もありましたけれども、都市ボランティアは、当初は人数規模は三万人だったんですけれども、一万人は来年のラグビーワールドカップでボランティアをしていただく方を採用するということで、今回は二万人を募集するということでございます。
 十二月二十一日まで延期をいたしましたので、集まるとは思いますけれども、区市町村で盛んに地域を挙げて、ボランティアの募集のための会を今持っていただいております。今ちょうど一万五千百八十人で、残り四千八百二十人ということで、約五千人ぐらいを募集することになっております。
 都市ボランティアの一般募集について、二万人以上の方々に応募していただくための取り組みについてお伺いいたします。

111◯田中運営担当部長 都市ボランティアには国内外から訪れる多くの観客、選手と直接触れ合っていただき、東京や地域のすばらしさを世界へ発信できる魅力がございます。
 また、オリンピック・パラリンピックの両期間を通じ、五日から参加することが可能でございまして、家族や友人同士、障害のある方と介助者など、四名までのグループで応募することもできる仕組みとなっております。
 多くの方々に都市ボランティアに応募いただくには、こうした魅力や参加のしやすさを広く知っていただくことが重要であると考えております。
 これまで組織委員会と連携いたしまして、ボランティアのPRイベントの開催や動画サイトなどにおける募集映像の放映、主要駅等におけるポスターの掲示に加えまして、募集説明会の開催等を行ってまいりました。
 説明会では、オリンピアン、パラリンピアン、ボランティア経験者による講演や、相談コーナーにおける参加者からの個別の質問、相談への対応、会場における応募申し込みの受け付けを行っておりまして、今月からは、都市ボランティアを中心に焦点を当てた募集説明会の開催も行っているところでございます。
 こうした取り組みを通じまして、二万人を超える多くの方々に都市ボランティアへの応募がいただけるよう努めてまいります。

112◯のがみ委員 ボランティアの研修はすごく大事だと思っております。語学に関してもさまざまな翻訳機械とかもありますけれども、eラーニングを使っての語学訓練もできると思います。
 長野でボランティアをした方は、一生の思い出に残っているということをよくいわれておりました。ロンドンでも、ボランティアの人たちの思いが熱く、温かく、大成功に終えることができたのではないかと思っております。
 ボランティア研修の概要についてお伺いいたします。

113◯田中運営担当部長 ボランティアが適切にそれぞれの役割を果たすためには、必要な知識やスキルを習得いただく事前の十分な研修が必要と考えております。
 大会のボランティアが受講する研修には、共通研修、役割別研修、配置場所別研修などがございまして、都と組織委員会は、ボランティア全員に必要な基礎的知識を習得していただくため、来年十月より共通研修を実施することとしております。
 共通研修では、ボランティア活動を行う上で必要な知識として、おもてなしの心、責任感等、ボランティアの役割について学んでいただく研修や接遇マナー研修等を、集合研修に加えeラーニングも活用し、実施してまいります。
 また、平成三十二年度には、役割別研修や配置場所別研修を実施する予定でございます。
 選手や観客を初めとする多くの来場者に対し、大会時のボランティアによる適切な案内、日本らしいおもてなしに満ちた対応が行われるよう、組織委員会等と連携しボランティアの育成に取り組んでまいります。

114◯のがみ委員 大会ボランティアと都市ボランティアというのは若干華やかさも違いますし、日数や役割も違ってまいります。
 大会ボランティアに目が行きがちなのもよくわかりますけれども、ぜひ都市ボランティアが誇りを持ち、安心して活動できるような工夫についてお伺いいたします。

115◯田中運営担当部長 都市ボランティアが一体感や誇りを感じ、安心して活動いただけるよう取り組むことは大会の成功にとって重要でございます。
 そのため、ボランティア活動に当たり、ボランティア活動向けの保険、ユニホーム一式、活動中の飲食、活動日における活動場所までの交通費相当として一日千円を提供する予定でございます。また、子育て世代の参加に向け、託児サービスの提供についても検討しております。
 暑さ対策につきましては、暑さを避けられる休憩場所を確保しますとともに、小まめな水分補給を行えるようにするなど、安全に活動できる環境づくりに取り組んでまいります。
 さらに、活動後はボランティアに感謝の意を表明し、その活動が大会を支えたことを実感できるような取り組みについても検討してまいります。

116◯のがみ委員 ことし、私も平昌に行ったんですね。学生さんがボランティアをしておりまして、単位として認められるからお手伝いができたというふうに喜んでおりました。
 私たちを感動、歓迎──アリアリって覚えていますか、皆さんアリアリという感じで、行かれた人は刻まれたと思うんですけれども、こういう感じで私たちをすごく丁寧に迎えていただきました。
 先ほどの答弁にありました、年代層の割合、ちょっと後半部分の方が多いような気がいたしますので、ぜひ多くの学生の方が都市ボランティアに参加していただきたいと思っております。今のままになると、大体高齢でやる気のある方々が中心になるような気がいたします。
 スポーツ庁と文科省は、ボランティアを単位の認定とするように手続をしたと聞いております。また、首都大学東京も、大会期間には授業や試験を前倒しして、その間はやらないという方向性も打ち出しております。二〇二〇年四月には、東京都立大学に名称変更する予定ですけれども、東京都の大学として誇りを持って円滑に活動ができるように配慮してほしいと思っております。
 多くの大学生が都市ボランティアに参加できるようにするための取り組みについてお伺いいたします。

117◯田中運営担当部長 次世代を担う多くの大学生に都市ボランティアとして参加していただき、大会を盛り上げていくことは重要と考えております。
 都はこれまで、ボランティアシンポジウムにおきまして、過去大会のボランティアとして活動した大学生の体験談を発信いたしますとともに、都市ボランティアが国内外の観客に行うおもてなしのアイデアを、学生が競い合うコンテストを開催するなどの取り組みを行ってまいりました。
 また、組織委員会が大学連携の仕組みを活用し、応募促進に向け説明会を開催してございますが、都も組織委員会と連携いたしまして、都市ボランティアの魅力の発信に努めてきたところでございます。
 募集開始に際しまして、都市ボランティアの活動に関心のある大学生に参加機会を広く提供するために、希望する都内の大学には、学生がまとまって応募できる仕組みを用意したところでございます。
 さらに、大会期間中及び大会後は、学習単位の認定申請などに対応できますよう、学生本人の申請に基づき、活動日などを記載した証明書を発行する予定でございます。
 こうした取り組みを通じ、大会を契機に、学生のボランティアへの参加機運を醸成してまいります。

118◯のがみ委員 この質問の最後に、とにかく暑い時期なので、心も体もしっかりと鍛えてボランティアに参加していただき、一生のよき思い出になるよう、さまざまな努力をしていっていただきたいと思っております。
 次に、飲食関連の質疑をさせていただきます。
 飲食に関しましては、選手村等で条件つき一般競争入札、これは総合評価方式により業務委託をして、選手村のメーンダイニング、カジュアルダイニング、グラブ・アンド・ゴー、スタッフダイニングなど、それぞれ飲食の提供をするとのことで──そろそろ委託業者も決まるころか、決まったかちょっとわかりませんけれども、と思っております。
 大会時の飲食について幾つか質問させていただきます。
 東京二〇二〇大会では、各競技会場、選手村など、多数の会場で飲食が提供されることとなります。大会成功のためには、飲食の提供においても、選手、メディア関係者、観客など、全ての人たちが満足感を得ることが必要だと思っております。
 平昌に行ったとき、私たち、公明党三人で行ったんですけれども、注文したものと出てきたものが全く違っていて、驚いたりもいたしました。表示が全て韓国語なので、全く理解ができなかったということがございます。
 選手の飲食では、国の違いとか風俗、習慣の違い、例えば菜食主義者だったり、宗教により、食べてはいけないものがあったり、ムスリムとかハラールなど、いろいろ気を配らなければならないこともあります。
 選手がその力を最も発揮できるよう、飲食の提供そのものが選手を支援するものとなるようにすべきですし、すばらしい飲食の体験は、大会を盛り上げ、将来に引き継がれるものと思います。
 そこでまず、東京二〇二〇大会での飲食提供の概要について確認したいと思います。大会においては、期間中、選手や観客等に飲食が提供される場所についてお伺いいたします。

119◯田中運営担当部長 組織委員会がことし三月に策定いたしました飲食提供に係る基本戦略では、大会における飲食提供の基本的考え方が明らかにされております。
 これによりますと、大会選手村には選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、栄養管理や多様な食習慣等への配慮に主眼を置いたメーンダイニングが設置されますほか、日本食や地域特産物を活用した料理を楽しめるカジュアルダイニングが設けられることになります。さらに、居住エリアなどで選手が軽食をテークアウトできるサービスが提供されることになっております。
 観客には、各競技会場におきまして、競技の合間等に待つことなく、簡易に飲食ができる、喫食ができるメニューを比較的手ごろな価格で購入できるよう、またメディア関係者には、メディアセンターにおきまして、できるだけ多様な文化に配慮した食事を勤務時間や状況に応じて楽しめるような食事が提供されるよう、組織委員会が準備を進めてまいります。

120◯のがみ委員 四つの場面で飲食の提供が大事になってきます。
 一九六四年の大会では、全国から料理人が選手村に集まって料理をつくったそうでございます。このときには、日本ホテル協会から感謝状が授与されて、それを持ち帰った料理人は地元の英雄で、その経験を地元の料理人に分かち与え、料理人全体のレベルが上がった、レベルアップに貢献したということでございました。
 大会の三つのコンセプトには、全員が自己ベスト、多様性と調和、未来への継承というのが掲げられております。その中で二番目の食における多様性についてお伺いいたします。
 大会ビジョンの一つの柱にも掲げられているとおり、大会では多様性と調和の実現を目指しています。人種、宗教などを超えた多様性と調和について、十分な配慮をすることが必要です。世界中から訪れた方々の多様性の背景を理解し、さまざまな食文化や食習慣のある選手等へのニーズにできる限り応えていく必要があると考えます。
 そこで、さまざまな食文化や食習慣のある選手や観客等の多様性への対応についてお伺いいたします。

121◯田中運営担当部長 東京二〇二〇大会では、世界各地から多数の来訪者が見込まれておりまして、多様性への配慮は重要でございます。
 飲食提供に係る基本戦略におきましては、選手や観客等についての多様性への配慮は重要な視点といたしまして、選手村メーンダイニング等において、菜食主義、ハラールなど宗教上の個別の事情を有する方の選択肢を確保し、適切な情報提供を行うこととしております。
 組織委員会の取り組みに加えまして、都はムスリム旅行者向けに飲食店の情報等を盛り込んだパンフレットも作成しております。
 大会時には、組織委員会と連携いたしまして、選手や観客等に対してこうした情報を提供し、食文化等の多様性への配慮が適切に行われるよう取り組んでまいります。

122◯のがみ委員 次に、国産食材の活用、日本の食文化の発信についてお伺いいたします。
 今海外では、日本食の人気が高まっておりまして、外国人観光客が期待するものの一つが日本での食事だそうです。大会で日本食を楽しみにしている人たちも多いと思います。
 また、日本人がこれまで育んできたすばらしい和食の文化を大切にすべきだと思っております。日本には、各地に多様性のある食材があり、地域振興という視点からも、国産食材の活用は重要です。
 大会においても、日本の食文化を世界に紹介し、大会には各地域にすばらしい食文化や食材があること、そして、さらにその特徴や魅力を知ってもらえるように取り組むべきと思います。SDGsの観点も大事です。
 選手村や競技会場の飲食提供における国産食材の活用や、日本食文化の発信についての取り組みについてお伺いいたします。

123◯田中運営担当部長 組織委員会が大会の飲食提供に使用される食材の調達について策定いたしました、持続可能性に配慮した農畜水産物の調達基準では、国産の農畜水産物を優先的に選択することとしております。
 また、飲食提供に係る基本戦略では、国産食材の活用に加えまして、選手のほっとする楽しい空間として、日本食や地域特産物を活用した料理を楽しめるカジュアルダイニングを設置することとしております。こうした場所を活用し、日本食文化の発信に取り組んでまいります。
 都といたしましても、大会における東京産食材の活用に向け、調達基準を満たす食材が提供できるよう、都内農業者の認証取得を支援するなど、国産食材の活用や日本食の魅力発信について、組織委員会と連携して取り組んでまいります。

124◯のがみ委員 私たち公明党は、食品ロスの課題に取り組んでまいりました。
 その点では、夏の暑い時期でもありますし、残った食材の処理等にも気を使わなければならないと思います。衛生管理により、食中毒は絶対に防がなければなりません。そうした意味で、食品ロスと食材の安全・安心、この両方が大事になってくると思います。
 今は冷凍技術が進歩し、一年前の急速凍結した食材も鮮度と栄養価が変化することなく、保存できるようになっております。また、今はやりの熟成肉とか発酵技術など、新しい方法でおいしく食べることも保存することも可能になってきました。
 和食が無形文化遺産に認定されて、世界的な認知度が高まり、世界各国から期待されております。
 今働き方改革で、外国人の就労について、国会では論戦が張られておりますけれども、日本国内の日本料理店では、外国人が就労することが認められていないそうです。非就労の在留資格、文化活動というのをまず取得し、入国するしか方法がないそうでございます。この場合は、無報酬で修行し、社会保険の対象外だし、お客様への料理提供はできないというさまざまな課題があるそうでございます。
 日本料理や日本の外国人や留学生を受け入れる制度を整えることが急務といわれております。人材の育成が必要とのことでございます。どの分野でも人材ということが、どう育成するかが急務だと思います。
 最後に、これは要望なんですけれども、日本古来の着物文化を宣揚しようということをちょっと述べさせていただきます。
 実は先日、第六回目になる、着物で銀座というイベントが開催をされました。これは、着物を着て銀座を歩き、着物文化に触れていただこうという催しでございます。もちろん、着る人も着物を着る楽しみを知っていただくということにも価値があると思います。
 私も同僚議員と着物を着て参加をいたしました。四人がかりで着つけをしていただき、髪もつくってもらい、別人のように美しくなって、ちょうどあいにく十一月六日は雨が激しくて、着物で銀座ではなく、着物で地下道になりましたけれども、これは東京都美容生活衛生同業組合と東京認定美容師会が主催し、東京美容家集団が後援をしております。
 コンセプトとしては、日本の着物文化、着つけ文化を伝えていこうということでございます。日本古来の文化が衰退してしまうのを防ぎたいという思いでございます。
 着つけも一人ではなかなか着ることが難しいです。練習しないと難しいと思います。オリンピック・パラリンピックでは、着物を着た女性がメダルを持って登場すると思いますが、そうした着物の着つけや髪を結う作業は、なかなか外国人では難しいと思いますので、組織委員会の方で外国の企業に決定しているとは思いますけれども、ぜひ検討していただけますようお願いして、終わります。以上でございます。

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