パソコンで文章を表示、音声化/電子(デイジー)教科書の普及を/発達障がい児の“読み”を支援/「国の位置付け必要」/IT機器の整備教員の研修、意識啓発も/党女性委員会

8月3日

 公明党女性委員会の青少年いきいき教育プロジェクトチーム(PT、山本香苗座長=参院議員)は2日、財団法人・日本障害者リハビリテーション協会(東京・新宿区)を訪れ、発達障がいなどで“読む”ことが困難な子どもたちのためのマルチメディアDAISY(デイジー)教科書の普及に向け、関係者と意見交換した。これには、山本座長、竹谷とし子参院議員、野上純子副座長(都議)、地方議員が参加した。


 発達障がいなどがある児童・生徒の中には、教科書の文章を読み飛ばしてしまう、どこを読んでいるのか分からなくなるなど、読むことに困難を覚えている子どもがいる。

 デイジー教科書は、パソコンなどを活用して、通常の教科書の文章を音声で再生した上で、対応する文章を色で強調。さらに、文字の大きさを変えるなどの工夫を施すことで、そうした子どもたちに、教科書の内容の理解を促す効果がある。

 デイジー教科書は、公明党が推進した教科書バリアフリー法の施行(2008年9月)などを機に、提供がスタート。製作ボランティア団体の協力を得て、教科書の電子データを基に作成し、同協会がCD―ROMの形で配布している。

 意見交換の席上、同協会情報センターの野村美佐子センター長は「デイジー教科書を国としてしっかり位置付け、普及を図ってほしい」などと要望した。

 また、デイジー教科書の作成にボランティアで協力しているNPO法人「奈良デイジーの会」の濱田滋子代表は、「支援学級にパソコンの機器が整備されていないところもある。教員へのIT(情報技術)研修も必要だ」などと指摘した。

 参加した公明党議員からは「教員への意識啓発が大事だ。自治体で取り組みたい」などの声が上がった。

 山本座長は「公明党の議員ネットワークである『チーム3000』を生かし、国や自治体で、デイジー教科書の普及を積極的に推進していきたい」と語った。

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