燃料電池バスでGO!/水素社会めざし都が試乗会/来年度から都バスに導入東京五輪へ100台めざす

8月2日


 東京都は現在、次世代エネルギーとして期待されている水素を使った「燃料電池バス」の普及に力を注いでいる。2016年度から都営バスに導入する方針で、20年東京五輪・パラリンピックまでに100台以上走らせる目標を掲げている。7月24日には、都内で燃料電池バス(全長10・5メートル、定員77人)の試乗会を開催。都議会公明党(長橋桂一幹事長)のメンバーも、走行性能や乗り心地などを確認した。

 『「驚くほど静かで揺れない」/災害時の移動電源車としても活用』

 「一度、エアコンのスイッチをオフにしてください」。試乗会で都の担当者がバスの運転手にこう告げると、車内から音が消え、ささやき声が聞き取れるほどに。バスはゆっくりと動き出し、運転手がアクセルをグッと踏み込むと、驚くほど静かに、そして滑らかに加速した。都の担当者は、マイクを使わずバスの性能などを説明し始めた。

 燃料電池バスは、水素と酸素の反応で発電し、モーターを動かして走行する。走行時に水しか出さず、二酸化炭素を排出しないのが特長で、究極のエコカーと呼ばれる。外見は一般のバスと大きな違いはない。

 試乗会には、トヨタ自動車と日野自動車が共同開発した同バス「トヨタ FC BUS」が使われた。担当者によると、首都圏で初の燃料電池バスの運行だという。

 また、外部電源供給システムを搭載しているため、大容量の電力供給が可能となり、災害時に移動電源車としても活用できる。今後は都心と臨海部を結ぶバス高速輸送システム(BRT)にも導入し、“エコな東京”を世界にアピールする考えだ。

 都庁周辺を試乗後、谷村孝彦都議は「とにかく乗り心地が良かった」と述べ、想像以上の快適さに驚いていた。その上で、「早期の普及拡大に向けた取り組みを積極的に進めたい」と語っていた。

 試乗会には、谷村都議のほか、野上純子、橘正剛、吉倉正美、中山信行、大松成、栗林のり子の各都議も参加した。

 『都議会公明党が一貫して推進』

都議会公明党はこれまで、議会質問などを通じ水素社会の実現に向けた取り組みを一貫して推進。今年の第2回定例会代表質問でも、松葉多美子都議が「都の庁有車への燃料電池車のさらなる拡大や、都営バスへの燃料電池バス導入を進めるべきだ」と提案した。

(15年8月2日 公明新聞より)

関連記事

カテゴリー

PAGE TOP