盲ろう者支援に全力/都議会公明党/東大教授の福島氏と懇談/東京都

7月31日

 9歳で目が見えなくなり、18歳で失聴して全盲ろう者となった東京大学先端科学技術研究センターの福島智教授の講演会が18日、都内で開催され、同教授の新刊書『ぼくの命は言葉とともにある』(致知出版社)をテーマにスピーチした。都議会公明党の中島義雄幹事長、野上純子副幹事長、斉藤泰宏の各議員が参加した。

 福島教授は、通訳者と指の感触で直接会話する「指点字」を通じ、自らの声で盲ろう者の苦悩などを説明。「盲ろうとなり最も大きな苦痛だったのは、『見えない』『聞こえない』ということよりも、他者とのコミュニケーションができなくなったこと」と力説した。

 その上で福島教授は、周囲の世界を感じられる唯一の方法が、通訳者や介助者などサポートしてくれる人たちの存在と述べ、他者との関係性によって「生きている実感が持てている」と強調。こうした経験を踏まえ、「人にとってのコミュニケーションは、水や空気、食べ物のように生存に不可欠なものと感じた」と述べた。

 講演に先立ち、中島幹事長らは福島教授と和やかに懇談。

 福島教授は、公明党の提案で開設した東京都盲ろう者支援センターについて、「(狭くて暗く静かな世界に)閉じ込められていた盲ろう者の多くが助かっています」と述べ、公明党の尽力に謝意を表明。

 中島幹事長は、同支援センターの強化など、今後も盲ろう者支援に全力で取り組むことを約した。

(15年7月31日 公明新聞より)

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