豊洲市場問題究明急げ/盛り土変更経緯と責任明示せよ/都議会公明党が知事に申し入れ

9月22日


 東京都議会公明党(東村邦浩幹事長)は21日、都庁内で築地市場(都内中央区)の移転先となる豊洲市場(同江東区)の主要施設で盛り土が行われていなかった問題などに関する要望書を、小池百合子知事に提出した。

 席上、東村幹事長は、豊洲市場の主要建物下の地盤で、都が当初計画していた土壌汚染対策の盛り土が行われておらず、地下空間が設けられていたことについて「都は議会で事実と異なる説明をしてきた。都民の信頼を裏切り、議会を欺く行為だ」と強調した。

 その上で、都議会公明党が12日に「豊洲市場整備問題対策プロジェクトチーム(PT)」(上野和彦座長)を立ち上げ、現場調査を重ねてきたことに言及。こうした事態を招いた経緯を検証するとともに、一連の問題の原因究明と、食の安全確保を求めた。

 具体的には、(1)計画変更が行われたプロセスの調査(2)事実と異なる説明をしてきた理由と責任の明示(3)正確な情報の随時発信(4)建築・土木の専門家による調査――を要望した。さらに、同PTが14日に地下空間で採取した水から、シアン化合物が検出されことに言及。都の調査ではシアンは検出されなかったことから再調査を求めた。

 小池知事は、検査結果を都民に分かりやすいようにまとめるとした上で、申し入れに対し「早速、進めさせていただく」と述べた。

 『対策PTが再び調査 地下水位2センチ上昇も』

 東京都議会公明党「豊洲市場整備問題対策プロジェクトチーム(PT)」の上野和彦座長らは21日、豊洲市場の青果棟の地下空間や、雨水をためる貯留槽などを調査し、都の担当者から実態を聴取した。

 同PTは、14日にも豊洲市場を緊急調査したが、今回は、青果棟など主要3施設の地下空間に地上から重機を入れるために設けられた搬入スペース「マシンハッチ」のほか、地下水位を常時計測する「地下水位観測井戸」なども調べた。

 また、青果棟の地下空間では、たまっていた水の水位が前回調査では最大17センチだったが、2センチ程度上昇していることも確認した。上野座長は、水位の上昇について「最近、降り続いた雨により地下水が上がってきたのではないか」と指摘した。

(16年9月22日 公明新聞より)

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