2018.3.20 : 平成29年経済・港湾委員会 本文

○のがみ委員 私の方からは、新海面処分場の延命化について、ご質問をさせていただきたいと思っております。
 二十年ぐらい前、私が議員になる前のことなんですけれども、ごみの減量化を含めて地域の方々と、運動論として活動していたことがありました。その中で、やっぱり野菜等のかすですよね、それをまとめて埋めて肥料化するとか、それから、買ったものは必ず消費期限内におなかの中に入れて処分するとか、それから、過剰な包装紙は断るとか、あるいは、買い物には必ず自分のマイバッグを持ってレジ袋を断るようにするとか、それから、紙なども雑紙としてしっかり再生化するとか、そういうような細かいことなんですけれども、多くの方々と一緒になって、そうした運動を行っておりました。そのうちに、ダイオキシンを発生しないという高温の清掃工場ができまして、そういうグループは発展的に解消したわけでございます。
 そして、私、議員になったときに一番気になっていた最終処分場の年月、一体何年もつのかと聞いたときに、五十年もちます、逆にいえば五十年しかもたないということを聞いておりました。今回、改めてこの経済・港湾委員会で質疑をするときに、あと何年もつのですかといったら、やっぱり五十年でございました。だから、十七年間、延命をしたのかなというふうに思っておりますけれども、その理由についてお伺いしたいんですけれども、これは多分、答えとしては、埋立処分する廃棄物等のリサイクルが進んだこととか、有効利用をしたんだというようなことが出てくるんだと思っております。
 新海面処分場は、東京港内最後の処分場でございまして、将来にわたり快適な都民生活や都市の活力を維持していくためには、できるだけ長く使用することが大事だと思っております。
 こうした認識のもと、改めて新海面処分場について三点お伺いいたします。
 まず最初、新海面処分場の整備状況及び受け入れ状況についてお伺いいたします。

○原港湾整備部長 新海面処分場は、東京都内二十三区で発生する廃棄物やしゅんせつ土等の埋立処分を行う東京港最後の処分場として、整備、供用を行っている最終処分場でございます。
 具体的には、全体を七つのブロックに分けまして、埋立処分量に応じて、段階的に護岸整備を進め、完成したブロックから順次、廃棄物等の埋立処分を行ってきており、現在、五つ目のブロックの護岸整備を進めているところでございます。
 また、受け入れ状況につきましては、現在、完成している四ブロックのうち、最初に整備した一つ目のブロックでは、受け入れが完了しており、残りの三ブロックにおきまして、廃棄物やしゅんせつ土の受け入れを行っているところでございます。

○のがみ委員 新海面処分場の整備は、着実に進められているということでございますけれども、新海面処分場では、廃棄物のほかに、しゅんせつ土も受け入れているということでございます。新海面処分場をできるだけ長く使用していくためには、しゅんせつ土の受け入れ量の削減が長年の課題であると認識しております。
 そのためには、しゅんせつ土の有効利用の取り組みが特に重要であります。
 そこで、しゅんせつ土の有効利用のこれまでの取り組みとその成果についてお伺いいたします。

○原港湾整備部長 新海面処分場をできるだけ長く使用していくためには、しゅんせつ土の受け入れ量の削減が課題となってございます。そのため、東京港で発生するしゅんせつ土の一部を有効利用しております。
 具体的には、現在、東京湾内の他の港湾管理者が管理する海域におきまして、漁場整備の材料などとして利用し、水質や生物環境の改善など、東京湾の環境改善にも寄与しているところでございます。
 これまで約二十年間で約二千四百八十万立方メートルのしゅんせつ土を有効利用してきており、これは、新海面処分場での平均年間受け入れ量に換算しますと約三十年分の受け入れ量に相当するものでございます。

○のがみ委員 二千四百八十万立方メートルのしゅんせつ土ということで、約三十年分の受け入れ量に相当するものを受け入れているということでございます。これまでのしゅんせつ土の有効利用が、大きな成果につながっていることがわかりました。
 これは、多くの関係者の方々の努力の結果でありまして、これは高く評価したいと思います。
 特に東京湾の漁場整備の材料としての有効利用は、新海面処分場の延命化だけではなく東京湾の環境改善にも寄与することから、着実に進めていくことが重要でございます。
 また、新海面処分場が限られたものであることを考えると、有効利用等に引き続き取り組むとともに、将来に向け、新技術や新工法を活用した新たな延命化対策に取り組むべきと考えます。
 東京都では、新海面処分場の延命化に向けた新たな取り組みを進めていると聞いております。
 そこで、新海面処分場の延命化に向けた新たな取り組みについての進捗状況についてお伺いいたします。

○原港湾整備部長 延命化に向けました新たな取り組みといたしましては、新海面処分場で受け入れましたしゅんせつ土を掘り起こしまして脱水改良し、処分場護岸背後の盛り土等の材料として有効利用する取り組みを進めてございます。
 今年度はこれまでに、新海面処分場に受け入れ済みのしゅんせつ土を掘り起こす重機やしゅんせつ土の性状を改良する実験用プラントを設置した現場での実験が完了しまして、現在、実験データを踏まえ、品質、コスト等につきまして、検討を進めているところでございます。
 この検討結果を踏まえまして、来年度から新海面処分場に本格稼働用のプラントを設置し、本格的に新たなしゅんせつ土の有効利用を実施してまいります。

○のがみ委員 しゅんせつ土をしっかりと固めて、コンクリート等も少し入れながら、かちかちの土として再利用していけますと、例えば、葛飾の新小岩にこれからつくろうとしている高台化の材料として、利用とかも考えられるのではないかなというふうに思っております。リニアの土を国から、ただでもらって使うことになっておりますけれども、なかなかこのリニアの残土が出てこないので、そういうことも考えられるのではないかなと思っております。検討していただければと思っております。
 新海面処分場は、東京港内で確保できる最後の処分場であることから、さらなる延命化に向けて、こうした新しい技術に取り組むなど、不断の努力を続け、より一層の延命化につなげていただきたいと思っております。
 質問を終わります。以上でございます。

 

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