2017.03.17 : 平成29年文教委員会 教育庁関係の予算の調査、付託議案の審査、報告事項に対する質疑及び請願の審査 | 東京都議会議員 のがみ純子 公式サイト

2017.03.17 : 平成29年文教委員会 教育庁関係の予算の調査、付託議案の審査、報告事項に対する質疑及び請願の審査

野上委員 百九十三号議案、東京都障害者総合スポーツセンター改修及び増築工事請負契約について質疑をいたします。
本館は改修で体育施設を増築するというもので、多目的室の増設、トレーニング室の拡張、テニスコートを二面から三面へ、洋弓場の拡張、五十メートルから七十メートルへ、仮施設への移転もありまして、連続して使用できる配慮がなされております。
まず、センターについて基本的なことから確認したいと思います。
東京都障害者スポーツセンターは、どのような都民が利用できるのでしょうか。



◯川瀬スポーツ計画担当部長 都内に二カ所あります東京都障害者スポーツセンターを利用できる方は、東京都障害者スポーツセンター条例の規定によりまして、身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方などとされております。



野上委員 手帳を持っている人が使えるということです。
今ご答弁いただいた身体障害者手帳、あるいは知的障害者の愛の手帳、そして、精神障害者保健福祉手帳、こうした手帳を持っている都民は約六十六万人といわれております。
東京都の人口が一千三百万人ということで、単純に割り返してみますと、二十人に一人の方が何らかの手帳を持ってこの施設を利用できるということでございます。
一方で、中には自分一人ではなかなかこうした施設に来ることができなくて、介助者、付き添いが必要な方など、一人では来所や施設利用が困難な方もいらっしゃいます。
そのときに、介護のために来た方はこの施設を利用できるのでしょうか。



◯川瀬スポーツ計画担当部長 東京都障害者スポーツセンター条例の規定によりまして、介護者の方も利用可能であります。



野上委員 介護者も利用可能であれば、都内二カ所の障害者スポーツセンターで知的障害者、精神障害者、さらには身体障害者、肢体、視覚、聴覚障害者など、さまざまな障害をお持ちの方が利用できるわけでございます。
そこで、今回の改修及び増築工事は、さまざまな障害の種別に応じた設計上の工夫とか、あるいは配慮がなされているのかどうかお伺いいたします。



◯田中スポーツ施設担当部長 東京都障害者総合スポーツセンターの改修に当たりましては、さまざまな障害の内容に対応できるよう、きめ細かな工夫や配慮を行いました。
まず、車椅子利用者への対応としましては、エレベーターやスロープによる段差の少ない施設計画を基本とし、駐車場から雨に濡れずに施設に入ることができるよう、駐車場を増築棟の一階部分にも設置しました。
また、トイレは、車椅子で使用できるトイレをふやしたほか、オストメイト用流しを追加で設置するなど、さまざまな利用者に対応できるものといたしました。
次に、視覚障害者への対応としては、誘導ブロックの設置、施設各所における点字での案内表示、音声誘導装置の設置などを行いました。
最後に、聴覚障害者への対応としては、デジタルサイネージを含む各種案内板の設置などを行いました。



野上委員 災害のときなんかにデジタルサイネージとかがあると、聴覚障害の方がすぐに情報をキャッチできるし、また、自分で車を運転して施設へ来たときに、今までの多摩の方だと、車椅子を自分で出して乗り込むまでの間にもうびちゃびちゃに濡れてしまうというようなことがございましたけれども、今回は車で来ても、車椅子に乗り込むまでに濡れることなく誘導ができる、スムーズに移動できる、アクセシビリティーに配慮して動線を確保できるというところがすばらしい点ではないかと思っております。
それから、建築工事ですので、身体障害への対応が中心となることは理解できます。施設運営においては、知的障害者や精神障害者への対応も十分留意していただくことをお願いいたします。
さて、当該施設は長らく運営されてきたことから、利用者の方々もさまざまな要望や希望をお持ちであり、施設でもそうした声を把握しているものと思います。
改修に当たって、利用者の方々のニーズを計画に反映できたのかお伺いいたします。



◯田中スポーツ施設担当部長 改修計画の策定に当たって、施設の利用状況や利用者の要望を把握するため、利用者、利用団体等に対し利用者ニーズ調査を実施しました。サンプル数は、利用者が二百三十八人、利用団体が十七団体であります。
要望として多かったのは、更衣室を広くしてほしい、駐車できる台数をふやしてほしいといったものでございます。こうした要望を反映し、家族更衣室の増設や駐車場の拡張などを行うこととしております。



野上委員 多摩の障害者スポーツ施設で聞き取りをしたんですけれども、更衣室が狭い、一人では着がえが難しいので家族更衣室が欲しいとか、男女別の更衣室だけでは着がえさせるのに難しい。
例えば、男の子の障害者に母親が付き添って来る場合、これは男子用、女子用という更衣室を分けてある場合、どちらも入れないと。そうしたときに、家族用の更衣室があると、そこで男の子の着がえをお母さんが手伝うことができる。そういった意味で、家族更衣室がぜひ欲しいというような要望がございまして、その要望をかなえる内容になったことに対しては喜ばしいと思っております。
今回の工事は、多様な障害の種別に対応できるよう、利用者のニーズも反映して計画されたということがよくわかりました。
最後に、納税者である都民から見ても適切なものであるか確認したいと思います。本件の入札は、適正に競争が行われたものといえるのか、入札の経過についてお伺いいたします。



◯田中スポーツ施設担当部長 本議案に係る入札は、一般競争入札により行われ、入札参加者は七者、うち一者は入札を辞退、最低制限価格を下回る額を提示した者が二者でありました。残る四者のうち、最も安い価格を提示した者と仮契約を締結しております。
なお、契約金額は二十億一千九百三十七万二千百二十円、落札率は九〇・九%であります。



野上委員 今のご説明で、一般的な競争入札が行われたということがわかりました。九〇・九%というのも適正ではないかと思います。
本施設は、今回、大幅に機能が拡充されるということで、大変喜ばしいことだと思いますが、施設が拡充されることで、また新たな利用者の要望も生まれてくることと思います。
特に、多目的に使える場所についても、今後、使っている人々からいろいろな要求が上げられる可能性があると予測できます。
こうした新しい要望についても臨機応変に対応し、引き続き障害者及び都民のスポーツ活動の普及を支援、推進していただくことを要望し、終わります。


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