平成14年文教委員会(2002年2月19日)区部ユースプラザについて等

平成14年文教委員会(2002年2月19日)


◯野上委員

 久留米高校について質問させていただきます。
 私も平成五年、ちょっと前なんですけれども、久留米高校の生物の研究授業の参観をさせていただいたことがございます。そのときに非常に担当の教師の方が一人一人にきめ細かな指導をしていらして、本当にすばらしい学校だなというふうに感じたことがございました。
 先ほど説明がありましたけれども、都立高校の改革推進計画の第二次実施計画が先ほど出されておりましたけれども、久留米高校と清瀬東高校を発展的に統合して、東久留米地区の総合学科高校を設置するというふうにいわれておりますけれども、これは普通科同士の統合ですよね。そして総合学科を設置するということで、総合学科のイメージがまだなかなか、ちょっとイメージがわきづらいんですけれども、この東久留米地区の総合学科は特にどのような特色を持つ総合学科にしていかれるのか、そこら辺をお聞きしたいと思います。

◯山際都立高校改革推進担当部長

 新たな総合学科高校の特色、理念に関するご質問でございますが、東久留米地区の総合学科高校におきましては、久留米高校のこれまでの盛んな運動部活動などの教育実績、こういうものを考慮して設置いたします健康スポーツ系列、あるいは清瀬東高校、これは看護医療コースがございますが、そうした教育実績を考慮して設置をいたします看護福祉系列を初めとしまして、情報ビジネス系列、あるいはアートデザイン系列などを設置いたしまして、一人一人の目的意識を育て、進路実現を図る学校ということを目指しております。また、体験学習あるいは学校行事、部活動なども重視してまいります。

◯野上委員

 それぞれ総合学科に向けて特色を生かしながらやっていくんでしょうけれども、今ある学校が統合のために閉校になってしまうということは、この守る会の人々を初めとして、学校関係者にとってもとても残念なことだと思うわけです。
 特に私は請願の陳情に来られましたサッカー部をやっていらっしゃる方からいろいろお話を聞きまして、全国大会にも出場するような非常に有名なサッカー部、これまで多分汗と努力で積み重ねてこられたサッカー部だと思うんですけれども、こういった今までせっかく軌道に乗っている部活動が白紙になってしまうのではないか、それをとても心配をするわけなんです。五千二百七十九人を超える人たちの署名が集まっておりますけれども、こういった人たちの声をどのようにとらえていらっしゃるんでしょうか。

◯山際都立高校改革推進担当部長

 統廃合に伴いまして、今まで努力して積み上げてきました両校の教育実績、こういうようなものがすべて失われるというようなことは、これは避けねばならないと考えております。もしそうしたことを学校関係者が懸念するというようなことがあるとするならば、さらに理解を得るように努めるとともに、新しい学校にこれまでの実績あるいは伝統が引き継いでいけるよう努めてまいります。

◯野上委員

 続きまして、まだサッカーのことなんですけれども、この久留米高校のサッカー部は近隣の小中学生のサッカー活動にも協力をしている、また、地域に非常に深く結びついた活動をしてきているということをお聞きしております。
 この統廃合に当たっては、このサッカー部を中心とした地域の核としての久留米高校のこれまでの活動実績をぜひ新しい学校につなげていくことが必要ではないかと思います。もし募集停止がされますと、生徒がいなくなってしまって、そういった今までの実績を引き継いでいくことが難しいのではないかと思います。今、野島委員のときにありましたけれども、具体的に募集停止の時期が前々年の秋とおっしゃっていましたけれども、サッカー部を中心とした久留米高校の実績をぜひ新しい高校に引き継いでいくためには、さまざまな配慮をしていくことが求められると思います。
 特に指導者の存在が私は一番大事ではないかと思います。指導者が部活の活動の行方を決めるといっても過言ではないと思うんです。サッカーだけではないんですけれども、そういった指導者の継続的な配置についてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか、お伺いいたします。

◯山際都立高校改革推進担当部長

 ただいま委員から、サッカー部を例にとりまして、地域の振興あるいはいろいろな意味での貢献を果たしているというようなご指摘がありましたが、まさにそのとおりでございます。
 組織の継続性、指導者の配置というようなご質問でございますが、統合の対象校でございます久留米高校、そして清瀬東高校の伝統を生かす教育活動を行っていくに当たり、指導者の果たす役割が大きいことはただいまの指摘のとおりと考えております。
 具体的な点については、開校の準備を進める中で検討を進めてまいります。

◯野上委員

 長期にわたって地域と連携をして繰り広げてこられた実績をぜひ、この久留米高校のサッカー部の活動をぜひつなげていっていただきたい。スポーツというのは、地域の児童生徒の健全育成にも大変大きな成果を上げております。今後も新しい学校の開校の準備に向けて、今まで積み重ねてきました実績を維持、発展させて、受け継いでいけるような、そういったシステムづくりをお願いしたいと思います。要望して、終わりにいたします。

◯野上委員

 行政と市民が一体となって活動していくということは、これからのさまざまな地域課題に対応していく上では大切なことだと思っています。現に我が葛飾区でもこういったグループの方々が地域貢献活動を行っているところです。例えば子どもの読み聞かせ運動とかクラブ活動に自分たちが積極的に参加をして、子どもたちの育成に励むとか、そういった意味で大変助かっているという例もたくさんございます。
 この市民活動サービスコーナーは、利用団体も百近い団体が使っているというようなことを聞いておりますけれども、実際の使用状況と集会室の稼働状況はどのようになっているのでしょうか。

◯嶋津生涯学習部長

 サービスコーナーの利用状況についてでございますが、立川市、国立市など近隣自治体の市民団体の利用が多く、必ずしも広域的な利用が十分なされているとはいいがたい状況であろうというふうに考えてございます。私どもの調査では、十二年度の利用団体は九十一団体でございまして、そのうち、複数回あるいは定期的な利用は十団体余りでございます。また、十三年度は、利用団体といたしまして、今のところ二十五団体という実態にございます。
 それから、集会室の稼働状況でございますが、三五%程度でございます。

◯野上委員

 こういった市民活動サービスコーナーの運営に対してどれぐらいの経費がかかっているのでしょうか。例えば光熱費とか施設の維持管理費なども含めた額でお示しいただきたいと思います。

◯嶋津生涯学習部長

 運営費でございますが、平成十二年度の決算で申し上げますと、同サービスコーナーの事業費、直接的な事業費のほかに、社会教育指導員などの人件費及び同サービスコーナーにかかわる光熱水費、それから施設維持管理費などを含めますと、三千百六十七万円でございます。

◯野上委員

 三千百六十七万円を、安いか、わずかなお金であると考えるか、多額なお金であるかという感覚は、それぞれ個々のものだと思うんですけれども、市民共有の財産として今までの活動の成果を何らかの形で残していくとか、今まで築き上げた人の輪をずっと継続をしていくということはとても大事なことだとは思っております。でも、そういった費用の面で、二十五団体ぐらいの方が使っているという現状があるようなんですけれども、例えばこういった方たちが、このコーナーが廃止になった後、どこかほかの施設を利用することはできないんでしょうか。せっかく今までのノウハウとか、大変すばらしい冊子とかをつくっていらっしゃったんですけれども、そういった印刷とか、そういった自分たちが今までやってきた活動が維持できるために、そういう支援体制みたいなものはないんでしょうか。

◯嶋津生涯学習部長

 多摩の市町村の市民活動支援施設の状況でございますけれども、集会室や印刷機を提供する施設は、多摩全体で公民館が八十二、それから社会教育会館が三つ、生涯学習センターが五つ、女性センターが八つ、地区の市民センターなどコミュニティ施設が二百四十一、青少年施設が四つ、合計で三百四十三の貸出施設が整備されており、その多くに印刷機の提供が行われているというぐあいに伺っております。
 また、市民活動の相談、助言に当たるボランティアセンター及びNPO、市民活動の窓口となる行政組織も多摩の市町村すべてに設置されてございまして、現在支援業務が行われているところでございます。
 なお、このほか広域的な多摩の支援施設といたしまして、多摩交流センターがございます。

◯野上委員

 今のをお聞きすると、びっくりしたんですが、三百四十三の施設があるということで、こういったところはどういった団体でも自由に入って、印刷機とかを貸していただいたりできるわけですね。これからもそういった意味で、市民活動やボランティアの方々とも、教育行政を進めていく上ではとてもこういったことも大事だと思うんですけれども、都の教育委員会といたしましては、広域的自治体の立場から今後こういった市民活動などをどのようにサポートしていかれるんでしょうか。その基本的な考え方をお聞きしたいと思います。

◯嶋津生涯学習部長

 市民活動やボランティアとの協働は、東京都といたしましても重要なことというぐあいに考えてございます。ご指摘のとおり、私ども教育委員会にとりましても、今後の教育行政を進めていく上で、市民活動やボランティアとの協働は同様に重要なものというぐあいに認識してございます。したがいまして、東京都の教育委員会は、広域的な自治体としての立場から、市民活動団体などを直接支援する区市町村や中間団体に対する支援に重点を置くということにいたしまして、情報提供、それから相談、助言などを通して市民活動やボランティア団体などと連携、支援してまいりたい、このように考えてございます。

◯野上委員

 最後に、これからさまざまな団体がさまざまな地域貢献活動を行っていくような時代にますますなっていくと思うんです。そうしたとき、NPOを立ち上げたりすることもあると思うんですけれども、そういった意味で、財政的な支援などもやはりある程度お願いをするというか、こちらの方でちょっと要望をいたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。

◯野上委員

 では、時間も押してまいりましたので、さっきのお二人とかなり共通しているところは全部省かせていただきます。短くいたします。
 私は、ちょっと別の観点から、日比谷図書館の今まで大変充実していた十六万冊の児童図書を、多摩図書館になぜ移さなければならないのかについて質問したいと思います。日比谷図書館の児童図書の利用状況というのは、どうなっていたんでしょうか。

◯嶋津生涯学習部長

 日比谷図書館の児童図書資料の利用状況につきましては、来館者による利用と個人貸し出しの二つの側面から申し上げたいというように思ってございます。
 まず、来館者の数でございますけれども、平成八年度の都立図書館の利用実態調査の結果によりますと、来館者のうちで児童資料を利用する人の割合は約

〇・五%であり、二百人に一人でございます。それから、個人貸し出しにつきましては、これは平成十二年度の統計結果でございますけれども、貸出冊数は年間一千六百二十三冊、一日平均約六・二冊となってございます。

 ちなみに、近隣の千代田、中央、港の三区の区立の図書館の児童資料の貸し出しの冊数でございますけれども、平均して年間約二万四千冊、一日約八十冊でございます。

◯野上委員

 こういう官庁街というんですか、なかなかそういうところで、子どもたちが利用するのが少ないのが実態だとは思うんですけれども、日比谷図書館の児童資料コーナーは、全く一切なくしてしまうんでしょうか。それとも、本当に少しでも、そのコーナーに、子どもの児童資料を残す予定なんでしょうか。全くゼロになるんでしょうか。そこをちょっと確認したいと思います。

◯嶋津生涯学習部長

 お気に召さないでしょうが、全部移動させていただきます。

◯野上委員

 全くゼロですか。

◯嶋津生涯学習部長

 はい。

◯野上委員

 私としては、やはり少しでも子どもの児童資料コーナーを、少なくても今はやりの人気の本とかを置いてほしいというふうに要望したいなと思って、ちょっといったんですけれども、全くそれは改革される余地はなく、ゼロということでやっていくわけですね。それは区立に任せるという確認でよろしいですか。
 それから、これからは、私も結構インターネットで国立国会図書館とかいろいろ引いたりして調べることが多いんですけれども、この都立図書館の電子化というのは、どのように進んでいくんでしょうか。いつごろまでに、どのようにできるんでしょうか。

◯嶋津生涯学習部長

 図書館の電子化につきましては、平成十一年度に、従来の電算システムを大幅に改良いたしまして、新電算システムを導入をいたしました。このことによって、都立の図書館のホームページがオープンになって、いつでも、だれでも、どこからでも、都立の図書館の蔵書の検索や、電子メールによるレファレンスのお申し込みができるようになってございます。
 さらに今後は、区市町村立の図書館の蔵書につきましても、都立の図書館のホームページで一括して検索のできるような、横断検索システムといったような内容のものを築いてまいりたいというぐあいに考えてございます。

◯野上委員

 これは平成十四年度から利用できるわけですね。それは確認してよろしいですね。
 あと、都立図書館を改革することによって、職員とか人件費がどれぐらい減ったのか。そして、私が心配しているのは、人が減るということは、必ずやはりサービスが低下するのではないかと、だれでも共通に考えるわけなんです。そこら辺の確認をしておきたいんですけれども、本当にサービスは低下しないんでしょうか。

◯嶋津生涯学習部長

 今回の都立の図書館の改革に伴います、職員、人件費につきましては、平成十四年度、来年度は十七人の人員を削減することによりまして、約一億四千五百万の節約がなされるものというぐあいに考えてございます。
 また、そのことによります影響でございますが、この人員の削減につきましては、図書館の効率的な運営、三館一体的な運営というものを図って、予算、企画、蔵書などの機能を中央図書館に一元化したことによるものでございまして、この一元化による機能を維持する限り、都立図書館全体としてのサービスは低下を来さないものというぐあいに考えてございます。

◯野上委員

 子どもの読書活動の推進に関する法律案というのが昨年の十一月に成立をいたしました。その中で、地方自治体も、子どもの読書の推進のために施策を打ち出しております。第十一条では、国及び地方公共団体は、子どもの読書活動の推進のために必要な財政上の措置と、その他の措置を講ずるように努めるものとすることというのが書いてあります。
 私は、本が死ぬときに暴力が生まれる、これを信条としております。子どもたちが言葉を学んで感性を磨いて、想像力を豊かなものにし、人生を深く生きる力を身につけていく上で、本というのは欠くことのできないものではないかなと思っております。ぜひ、都民にとって使いやすい、ニーズに応じた都立図書館であってほしい、このことを要望して、終わりたいと思います。
 以上です。

◯千葉局務担当部長

 一三第二四九号、都立夢の島総合体育館屋内プールでの生涯水泳活動の継続に関する請願についてご説明申し上げます。
 本請願は、都立夢の島プールで生涯水泳をめざす会代表、永井幸裕さんほかから提出されたものでございます。
 請願の趣旨は、都立夢の島総合体育館屋内プールにおける自主クラブの活動について、1、ユース・プラザ移行に当たっても、これまでのクラブ活動の継続ができるように配慮することでございます。
 東京都教育委員会は、PFI方式による区部ユース・プラザの建設、運営及び維持管理等を行うに当たり、民間事業者に対し、ユース・プラザをだれにでも開かれた親しみやすい施設とし、自主的に活動する団体、サークルや学校等の教育機関はもとより、個人、家族等あらゆるものが利用できる施設とするよう業務要求水準書で定めております。
 したがいまして、現在の夢の島体育館の屋内プールを利用していただいている方々は、ユース・プラザ移行後も継続して使用することが可能であると考えております。
 2が、申し込み優先順位について配慮することでございます。
 区部ユース・プラザの利用申し込みにつきましては、休日等について青少年団体に対する一定の配慮はございますが、原則としてあらゆる団体を公平に受け付けることとしております。なお、プール利用につきましては、主な利用者が個人であるため、青少年団体を含め、特定の団体について特に優先はしないこととしております。
 3は、利用料金は現状を維持することでございます。
 区部ユース・プラザの施設利用料金につきましては、施設の公共性及び市場動向とのバランスに十分配慮するとともに、現行の施設及び類似施設の状況等を総合的に勘案し、より適切と思われる料金を民間事業者が設定することとしております。
 以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

◯東委員長

 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

◯野上委員

 私、夢の島のプールをちょっと見学に行ってまいりました。大変に広い場所で、割とゆったりと水泳活動を行っている様子を見学をしてまいりましたけれども、この夢の島の屋内プールの利用状況はどうなんでしょうか。年間じゃなくても、わかる範囲で結構なんですけれども、利用状況について……。

◯千葉局務担当部長

 夢の島体育館のプールの利用状況でございますが、プールの利用者は、平成十二年度で年間八万八千七百八十四人でございます。このうち団体に対します貸し切り利用に対応する人数は一万六百七十九人でございます。また、この団体貸し出しに関しまして、二十五メートルプールの稼働率、二八・三%という状況でございます。

◯野上委員

 この夢の島のプールの近隣のスポーツ施設、特に、泳げるところは近くにはないんでしょうか。

◯千葉局務担当部長

 夢の島近隣にありますプールが利用できる場所でございますけれども、近隣に都立辰巳水泳場がございます。それから、江東区ということでは、幾つかのスポーツ会館等がありまして、それぞれ利用ができ得る状況になってございます。

◯野上委員

 このPFI方式によるユース・プラザで、だれにでも開かれた親しみやすい施設として引き継いでいくことになるわけなんですけれども、このユース・プラザが行う経営の実態、その性格とか、そういったものを簡単にお示しいただければと思います。

◯千葉局務担当部長

 区部にできますユース・プラザにつきましては、スポーツを中心としたプラザにしてまいりたいというふうに考えておりまして、そこで果たされます機能は、宿泊機能、スポーツ施設の活動ができ得る、そしてまた、新たに文化・学習施設をつけ加える、そういった活動ができる施設として計画してございます。

◯野上委員

 特にこのユース・プラザは青少年の育成を目的としているという趣旨もあると思うんですけれども、この請願に出ていらっしゃいます自主クラブ、たくさん書いてありますね。あめんぼ水泳クラブとか、スイスイスイミングクラブ、さざなみクラブとか、二十五年にわたってずっとここで活動をしてこられたグループなんですけれども、こういったグループが引き続き今までと同じような活動をしていくことは可能なんでしょうか。

◯千葉局務担当部長

 ユース・プラザは、青少年の自立と社会性の発達を支援するとともに、広く都民に文化・スポーツ活動の機会と場を提供することを目的としております。したがいまして、利用者としては、青少年のほか幼児から高齢者まで、幅広い年齢の都民を想定してございます。このため、施設の利用受け付けについては、青少年団体と一般団体を原則として同時期とするよう、整備要求水準書において定めております。
 したがいまして、これまで夢の島体育館で活動してきた団体が引き続き活動を続けていかれるよう配慮をしているところでございます。

◯野上委員

 じゃ、そのことを銘記していただいて、私の質問を終わります。今後ともよろしくお願いいたします。

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