平成14年文教委員会(2002年3月4日)公務災害について等

平成14年文教委員会(2002年3月4日)


◯野上委員

 小美濃委員からの割と詳しい質疑がございましたけれども、都教育委員会の請求棄却に対しての見解は、私の方ではよくわかりましたけれども、もう少し具体的に、この専門医の判断についてお伺いしたいと思っております。
 私も、いろいろ詳しく調べてみたのですけれども、確かに人権の問題がありますので、具体的には難しいと思うのですけれども、本人が訴えていた発熱とか、それから耳が聞こえにくいという難聴、視力障害、この三つの観点について、お医者さんたちの見解はどのようなものだったのか、詳しくお聞かせ願えればと思います。

◯小島福利厚生部長

 ご指摘の三つの障害について、新たな医師に検診を依頼し、それらの医師から診断書や医学的意見書をいただきました。
 また、この診断結果や意見書をさらに他の専門医に見せ、その意見を伺いました。その結果、いずれの医師も、公務災害との因果関係はないとの意見でございました。

◯野上委員

 今の説明からしますと、公務災害との因果関係が、複数の専門医の判断からはないと、客観性が高いという結果だったと思います。
 医者の判断も大事ですけれども、請求人が職場に復帰した後の客観的な勤務状況、そういったものも、どうだったのか、ちょっとお聞かせ願えればと思います。

◯小島福利厚生部長

 請求人の所属した複数の校長や教頭から、障害に関連した勤務状況等を聴取いたしました。
 それはいずれも、請求人は正常に勤務し、障害を訴えることもなく、授業への支障はなかった、との回答でございました。

◯野上委員

 この方は、二十五年間ずっとお休みをされていて、復帰されたわけですよね。そのときの様子というのが、校長、教頭、それからその他の方たちから出ているわけですけれども、もう少し具体的に、どういう状況だったのか、お話しいただければと思います。

◯小島福利厚生部長

 例えばマラソン指導を熱心に行っていたとか、あるいは夏休みにプールで、自分でもよく泳ぐとともに子どもの指導をしていたなど、障害があるようには見えなかったという所属長からの回答がございました。

◯野上委員

 職場の中でも、お医者さんの見解でも、そういうことがなかなか見受けられなかったということだと思います。
 それでは、次に、年金についてお伺いいたします。個人のプライバシーがありますので、一般的なことで結構なんですけれども、退職後における年金というのは、幾らくらいなんでしょうか。

◯小島福利厚生部長

 今お話がありましたように、一般的なお答えをいたします。
 年金額ですが、平成十二年度末における六十五歳以上の東京都公立学校元教員の年金の平均額は、約三百万円程度でございます。

◯野上委員

 三百万円ですね。月に直すと二十五万円相当ですか。もしも、この方が公務傷病恩給の支給があった場合、参考として、どの程度の額になるのかをお示しいただければと思います。

◯小島福利厚生部長

 公務傷病恩給の額は、障害の程度により異なりますが、請求人のような事例の場合、恩給額は年に約二百四十万円となります。

◯野上委員

 二百四十万円ということは、単純に割り算をして、月々二十万円の支給になるわけですね。これは、年金額二十五万にプラスして支給されることになるのでしょうか。そしてまた、この財源は東京都が負担するということでよろしいのでしょうか。

◯小島福利厚生部長

 公務傷病恩給は、退職年金に加えて支給されることになります。また、その財源は、最初にご説明したように、都の負担になります。

◯野上委員

 私も、さっきいわれました小美濃委員と同じような考え方なんですけれども、公務災害を受けたということは、本当に大変お気の毒な事実だと思います。でも、今お聞きしましたように、復職後、いろいろな障害を訴えることもなく、元気に勤めていたのに、さらに月二十万円が加算されるというのは、ちょっと私の方では理解できないことなんですけれども、しかもそのお金も財源は都だと、都が負担するということだと思います。
 多くの教師は、現場の中でまじめに勤務して、時間とか度外視して、一生懸命奮闘している人がほとんどだと思います。曽根さんもうなずいていらっしゃいますけれども、奥様も多分時間を度外視して一生懸命頑張っていらっしゃると思うのです。(笑声)
 そういうような教師との比較からしても、やはり、かなり不公平なのではないかというふうに思っております。私は、したがって、東京都教育委員会の判断を妥当と思っております。
 以上で、私の質問を終わらせていただきます。

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