平成14年文教委員会(2002年6月7日)都立四大学の非常勤講師について等

平成14年文教委員会(2002年6月7日)


◯野上委員

 今回の陳情で、非常勤講師の方々から直接ご意見を伺う機会がございました。現在、都立四大学で合計六百六十八名の非常勤講師の方がいらっしゃるという資料をいただきました。これは平成十三年度の資料でございます。また、非常勤講師の方々は、一こま、週一回担当し、それが月二万五千円ということで、かけ持ちしてやっと生活しているという状況もお伺いいたしました。
 今回の統合によりまして、多分減収になるか、また、都立短大とか都立大の夜間部とかにこまを持たれていない方は失職されるわけですね。そういった生活の基盤をなくしてしまうとか、確実に生活が苦しくなるのではないか、そういう不安を持っているというお話もお伺いしております。
 短大廃止につきましては、ずっと定員割れが続いているという状況で、都としてはこういった判断はいたし方なかったのかなというふうに思います。しかし、こうした陳情を受けるに当たって幾つかの心配な点がございますので、そういった点を確認する上で質問させていただきたいと思っております。
 今回の陳情は、短大廃止に関するものですけれども、この都立短期大学は、一九九六年に昭島キャンパスと晴海キャンパスが統合されてつくられたもので、施設としても大変に新しいわけです。東京都大学改革大綱の中にも少し触れてありましたけれども、確認の意味も込めまして、短大の廃止によってキャンパスの跡地はどうなるのかということと、都民共有の財産をきちんと活用すべきだと思うのですが、どのような計画を持っているのでしょうか、お伺いしたいと思います。

◯二村管理部長

 平成十七年度の統合後も、現在の短期大学の在学生の教育は、都として最後まで責任を持って実施していくということになります。したがいまして、当面は、先ほど先生がおっしゃいましたような昭島と晴海キャンパス、両キャンパスを短期大学の教育研究の場として活用していくということになります。
 また、現時点におきましては、短期大学としての活動が終わる時期がまだ確定しておりません。したがいまして、その後の昭島キャンパスの施設、敷地の活用につきましては、地域の意見も聞きながら、あらゆる角度から有効な活用策を都として検討していくことになるというふうに考えております。
 また、晴海キャンパスにつきましては、都心に近い立地条件ということもございまして、今後はプロフェッショナルスクールなどに活用していきたいというふうに考えております。

◯野上委員

 多額の税金を使って建てた建物ですので、ぜひ有効に使うように検討していただければと思っております。
 それから、非常勤講師の方々が新しい大学で雇用されるのかどうか、これまた大きな不安を持っていらっしゃると思います。新しい大学におきましては、どれくらいの人数の方々が採用されるのでしょうか、そこら辺をできればお答えください。

◯二村管理部長

 現在の非常勤講師につきましては、各大学の学部ごとの教授会におきまして、非常勤講師の必要性の有無でありますとか、あるいは講義数等が各年度ごとに決められまして、予算の範囲内において執行されているところでございます。
 新たな大学におきましては、短大が四年制大学に再編統合されるということを踏まえまして、新大学の文部科学省の設置基準がございますが、これは、一定数は必ず常勤でなければいけないとかという基準がございます。そういったこととか、そういった枠の中で常勤と非常勤の割り振りをどうするのか、予算の制約がどの程度あるのか、そういったことを総合的に検討いたしまして、新大学において決定されるものというふうに考えております。

◯野上委員

 ということになりましたら、大学管理本部の方々はなかなか口を出せないような立場になってしまう。しかも、新しい大学で一定数は常勤の先生、残りのこまを非常勤の講師の先生ということになるわけなんですね。新大学で非常勤講師の必要性が全くないというわけではないんでしょうけれども、それにしても、かなりの方が雇用から外れてしまうことになるわけです。
 生活設計のめどがなかなか立たないとか、ボーナスがないとか、講義準備も自分の費用で行っているとか、さまざまな悪条件がありながら一生懸命今までやってこられたわけです。ぜひ早い段階から十分な情報提供を大学管理本部側からしていく必要があるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

◯二村管理部長

 新大学の大まかな全体像につきましては、今年度中には示していきたいと考えておりまして、現在の短大は、夜間については十五年度を最後に募集停止、昼間課程については十六年度を最後に募集停止でございますので、少なくとも十七年度、したがいまして十八年三月までは短大として機能する、こういうことになります。また、在校生の状況によりまして、その廃止時期もまたずれるかというふうに思っております。
 そういったことで、現在の短大は現時点から数年間存続するということでございますので、すぐに非常勤講師の必要性がなくなるというわけではございません。したがいまして、きょう、あすということではございませんので、まだ時間的余裕があると考えております。その間、情報提供に十分努めていきたい、こう思っております。

◯野上委員

 非常勤講師の方々は、単なる一年契約の安易な労働力というふうに考えるのではなくて、大学の講義の中でもかなりのウエートを受け持って、大きな部分を支えていらっしゃる方々だと思います。私は、今後、新大学が法人化されるとすると、非常勤の方々の採用を積極的に進めていくことは、人事戦略の上からも大変効果があるのではないかというふうに考えております。
 実際に、非常勤の講師の方々は授業が大変うまいと。授業をマンネリ化させずに工夫してやっていらっしゃるとか、学生の評判も非常によいと。評判が悪いと、逆に採用されないわけですから、非常に工夫をされているということもお聞きしております。
 ぜひ、大学管理本部の方々は、非常勤講師の方々がこれまで大学に貢献されてきたことも踏まえまして、今後、よりよい勤務条件や雇用の機会を与えていただくように対応に当たっていただければということを切にお願いして、終わらせていただきます。
 以上です。

◯野上委員

 では、同じくドン・キホーテの問題でございます。
 私の地元葛飾で、私の事務所も本当にこのドン・キホーテのすぐそば、庭のようなところにあります。多分、このドン・キホーテがオープンすると、道路満杯に違法駐車が行われるのではないかという懸念を抱いております。
 個人のことはともかくとして、一つだけ最初に確認させていただきたいんですけれども、先ほど中島都民協働部長さんがおっしゃっておりましたけれども、大規模小売店舗立地審議会は今後まだ引き続かれるんでしょうか。それとも、勧告は行わないということで、もうこの第三回で終わったんでしょうか。それとも第四回があるんでしょうか。そこだけ確認させてもらっていいですか。

◯中島都民協働部長

 きょう午前中に審議会が行われたということで、連絡があったのはもう十二時半を過ぎている状況で、あくまで電話でだけ確認しておりますので、正確なところはちょっと私どもの方もご説明できないというふうに思っております。
 ただ、電話で話を聞いたレベルでいきますと、審議会としてはあの法律に基づいて勧告しないということになりますと、もう出店オーケーという形になるのが法の体系になっておりますので、正確に確認はしておりませんが、審議会としては、個別案件としては多分きょうが最終になるんじゃないだろうかというふうに私の方は理解しております。
 ただし、先ほど来お話ししておりますように、電話でとりあえず確認しただけでございますので、正確なところはちょっと私どももお話しできるような状況ではございません。

◯野上委員

 もし詳しいことがわかりましたら、また教えていただくということでよろしいでしょうか。
 産業労働局の分野ではなく、生活文化局の中の青少年の健全育成という観点から質問させていただきます。先ほどの服部副委員長とほとんどダブるので、ちょっと割愛させていただきます。
 私が心配しておりますのは、深夜営業ということで、万引きの問題。この万引きに関しましては、ドン・キホーテ側から、鉛筆一本でも持ち出すとピーとか鳴って、万引きができないような仕組みになっているというような答弁がありました。
 しかし、多分、暴走族の集合場所になるのではないかとか、薬物というか、薬を自由に買えますので、風邪薬とかをたくさん飲みますと、ラリったりして麻薬効果もあったり、そういうような懸念とか、あと、サバイバルナイフとか、そういったものもやはり販売するそうなので、そこら辺も心配しております。
 まだ、実際に──たしか六月十三日オープンの予定ですので、私も深夜にちょっと行ってみようかと思っておりますけれども、ぜひ生活文化局の方でも先頭を切って、ドン・キホーテ側に違反していることがあれば指導していっていただきたいというふうに思います。
 ただ、何か聞くところによりますと、八名で対応していらっしゃるとお聞きしたんです。本当にこの八名の方で、九百の店舗とか二百九十六のビデオ店、六百九十九の自販機ですか、大変な日常生活ではないかなと思って感謝しておりますけれども、服部副委員長と同じ質問になるんですが、今後どのようにドン・キホーテに対して取り組んでいくのか、もう一回さらにお聞かせ願いたいと思います。

◯中島都民協働部長

 ドン・キホーテ青戸三丁目店の営業開始後、ビデオ等の不健全図書類の販売、陳列方法に問題があれば、先ほどお話ししているとおり、適宜立入調査を行い、条例に基づき指導していく、これは全く考えとしてしっかり持っております。
 なお、先ほどやはりお話ししましたように、開店した早い時期に実際どんな扱いがなされているかというのは、調査していきたいというふうに考えております。

◯野上委員

 最後に、この健全育成条例のところにも書いてありますけれども、やはり私たち大人が、そういう不健全図書類を置いてはいけないんだというような社会にしていかないといけないと思うんですね。多分これは売れるんだと思うんです。少しでも置いていれば売れるから、買う人がいるから、もうかるからということで、この不健全図書がなかなかなくならないという仕組みになっていると思います。
 私たち文教委員会も、これから、今後の子供たちの健全育成のために、ここら辺をもう少し条例を変えたりしていくことに全力を挙げて取り組んでいきたいと思います。
 以上で終わります。

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