平成16年文教委員会(2004年11月25日)奨学金について等

平成16年文教委員会(2004年11月25日)


◯野上委員

 私も、育英資金事業について質問いたします。

 先日、第三回定例会で一般質問をさせていただきました。日本育英会、高校の奨学金が来年四月、都道府県に移管になるということで、都に移管されるということで、東京都では独自に育英資金貸付事業を実施してきたという経緯がございます。都は、この二つの奨学金事業を実施するということになって、ダブルスタンダードになるという論点で質疑をさせていただきましたけれども、何点かについてお聞きしたいと思っております。

 国の高校奨学金というのは、今、成績要件を残しているわけですね。ところが、東京都の奨学金の貸付事業というのは、成績要件を撤廃して、やる気のある生徒はだれでも奨学金を受けられますよという、そういうスタンスで行っているわけです。より奨学金が借りやすくなっているように見受けられますけれども、先日の文教委員会でも重ねて要望を行ったところですけれども、その後の検討状況はどのようになっているでしょうか。

〇南雲私学部長

 育英資金事業につきましては、国の高校奨学金が都に移管されることに合わせて、事業全体の再構築を検討してきたところでございます。

 その中で、ご指摘の点につきましては、局としても、国移管分を合わせて都制度に一本化する方向を固め、今回予算要求を行ったところでございます。

◯野上委員

 要求していただいたということで、大きな前進があったと思います。

 それで、もう一点確認させていただきたいんですけれども、国の制度との大きな相違点は、この成績要件だと思いますけれども、それ以外にも制度の違いというのはあるんでしょうか。

〇南雲私学部長

 その他の国と都の貸付要件の違いでございますけれども、まず国では、生徒等の住所要件や学校所在地要件がないのに対しまして、都では、生徒等が都内在住で、かつ都内に所在する学校への在学が要件となっております。

 もう一点は所得要件でございますけれども、都は、特に私立高校について、都内の公立、私立授業料の格差を勘案いたしまして、国の収入基準額よりも若干緩和した設定を行っております。

◯野上委員

 せっかくですから、成績要件とあわせて、これらについても借りる人のサービスアップにつながるように、ぜひいい方の制度に合わせていただければと思っております。例えば、東京都に住んでいて、他県の高校、千葉県とか埼玉県の高校に通う生徒に対して、今までは国の制度しか使えなかったわけですから、今後はこの国の制度の趣旨を生かして学校所在地要件をなくして一本化すべきだと思うんですが、また収入基準については、少し所得の幅を高く設定している、幅広く借りられるようになっている都の制度の方を生かして一本化すべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。より借りやすい形で一本化していただければと思っておりますが。

〇南雲私学部長

 借り受け者へのサービスアップについてでございますけれども、現行都制度との整合を図りながら、ご指摘の趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと考えております。

◯野上委員

 この奨学金事業というのは、勉学にいそしみたい生徒たちにとって大変大事な制度でございますので、今後ともより多くの子どもたちがこの制度をかりて勉学にいそしめるように対応していただければと主張して、終わります。

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