平成17年文教委員会(2005年2月17日)個人情報について等

平成17年文教委員会(2005年2月17日)


◯野上委員

 同じく請願一六第一二一号について質問いたします。

 背景については、先ほどの村上副委員長の話でわかりましたが、本件請願では個人情報の目的外提供が問題になっているわけであります。個人情報の目的外提供について、個人情報保護条例は、先ほどご説明もありましたけれども、基本的な考えについて確認の意味でお伺いいたします。

〇三森参事

 個人情報保護条例は、第十条において、事務の目的を超えた個人情報の当該実施機関以外のものへの提供をしてはならないとして、個人情報の目的外での提供を原則禁止しております。

 しかし、例外的な取り扱いとして、本人の同意があるとき、法令等に規定があるとき、他の実施機関等に提供する場合で、事務に必要な限度で使用し、かつ、使用することに相当な理由があると認められるときなど六つの場合に限りまして、目的外であっても利用提供できるものとしております。

 なお、いずれのときも、本人や第三者の権利利益を不当に侵害することがないようにしなければならないとされております。

◯野上委員

 第十条において、事務の目的を超えた個人情報の当該実施機関以外のものへの提供をしてはならない。しかし例外としてということで、三号は、出版、報道等により公にされているときというのがあるんです。もう一つ、六号は、同一実施機関内で利用する場合または国、地方公共団体もしくは他の実施機関等に提供する場合ということで、この個人情報の重要性を考えれば、原則禁止し、例外的に提供を認めるというのは妥当な考えであるとは思うのですけれども、私たち都議会議員として個人情報を含む資料の提供を求めた場合には、これがどのような取り扱いになるのでしょうか。

〇三森参事

 条例第十条第二項の一号から五号に定めます本人の同意があるときや法令等に定めがあるときにつきましては、提供する相手につきまして条例上の制限がないので、特に問題はございません。

 六号の場合につきましては、議会がその権限を有効に行使するために、議員が議会の構成員として資料収集を行う場合であれば、議員に提供できるものと解しております。

◯野上委員

 個人情報は、その性質上、極めて重要なものだと考えております。慎重な取り扱いが求められるのは当然のことでございます。

 しかし、私たち議員は、先ほどもいいましたけれども、都政全般にわたってさまざまな審議を行うわけでございます。議会活動には調査も必要です。個人情報が一切提供されないとすると、事案によっては事実関係がわからず適切な判断ができないこともあろうかと思います。議員が議会活動を離れ、全くの一個人としての立場から第三者の個人情報を求めることは考えられないことであります。

 提供を受けるに当たっては、条例では一定の歯どめも規定されておりますけれども、都保有の個人情報を都議会議員個人に提供してはならないとする今回の請願に関しては、議員に対して一律提供の禁止を求める本請願に対しては私は賛成しかねるということで、意見表明をさせていただきます。

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