平成18年文教委員会(2006年3月3日)アスベスト問題について等

平成18年文教委員会(2006年3月3日)


◯野上委員

 同じくアスベスト問題について。都立学校については昭和六十二年に文部省--その当時は文部省ですね、文部省からの通達に基づく学校施設についてのアスベスト使用の調査が行われ、除去工事を行った、そして、平成六年には都独自の調査を改めて行って、アスベストを含む吹きつけ材の使用が判明した学校については、すべて除去工事を行ったとあります。
 また、平成十七年七月には文部科学省は改めて学校施設等における吹きつけアスベスト使用状況等の全国調査を実施することになりました。都はこれに先立って都立学校についてのアスベストの除去の再確認を実施しております。各区市町村立の小中学校の施設におきましても、調査し、処理が進んでいるところでございます。

 前回の文教委員会の請願審査でも述べましたけれども、我が党の強い要望を受けて、私立学校に対するアスベスト対策費が補正予算の中に組み込まれました。
 都民のアスベストに対する関心は非常に高いものがあります。私立学校等におけるアスベスト除去工事を行う際にも、ホームページ等で近隣住民に周知するなど万全の対策をとるよう学校側にもお願いしていただきたいと思います。
 と申しますのは、この前、私もある火事の現場に遭遇いたしまして、消防署員がみんなマスクをしているわけです。どうしてマスクをしているのかというと、実はアスベストがあり、壊しているところにアスベストが飛散している、火事を消している最中に、危ないから向こうに逃げてくださいともなかなか難しいので、広く周知徹底が非常に難しいというような現場の声とかを聞きました。

 それから、某都立高校のやっぱりアスベスト除去に関しても、飛散をするためにどうやって飛散防止をしているのかというと、とにかく水をかける以外にない、水をかけて飛び散るのを防いでいるということで、周りの人たちはそういう状況でアスベストの処理をしているということを全然知らないような状況がございましたので、やはり注意を喚起していく意味でも、ホームページ等で近隣住民にも周知、あるいは工事をしているときにはアスベスト除去工事とか、わかるようにしていただければいいのかなと思います。

 今回、補正予算に計上されております私立学校施設環境整備事業費補助について、具体的にお伺いしたいと思います。
 今回、補正予算額は一億三百四万七千円ということですが、各学校に補助する場合の補助率ですが、この表の中には補助率が三分の一または二分の一と書いてあります。国から補助が出る場合にはこの補助率が変わってくるわけですが、二分の一、三分の一ということでありますけれども、この補助率の違いはどういうことなんでしょうか。

◯新行内私学部長

 補助率につきましては、アスベスト除去工事等に係る補助対象経費の二分の一または三分の一といたしました。この三分の一というのは国から補助金が出る場合でございまして、国が三分の一、都が三分の一、合計三分の二を補助することとなります。二分の一というのは都の補助金の二分の一でございます。

◯野上委員

 国から補助が出れば、自分の学校の負担が三分の一で済むわけですね。国が三分の一、都が三分の一、自校で三分の一ということなんですけれども、それにしても、学校負担を考えると、三分の一は自分たちで財源を用意しておかなければいけない。結構な金額になると思うのですが、これについても支援策はないでしょうか。

◯新行内私学部長

 他の支援策ということでのお尋ねでございますが、補助金以外の学校への支援策といたしましては、都の利子補給を受けまして、財団法人東京都私学財団が実施しております長期かつ低利のアスベスト対策に係る振興資金の融資を利用することも可能となってございます。

◯野上委員

 長期に借り入れ、しかも金利の安い低金利ということで、ぜひそうした制度が利用できることもあわせてPRをしていただければと思います。
 今回補助金の対象となる学校は、私立学校の高校、中学校、小学校、幼稚園だけなのでしょうか。子どもたちの健康被害の防止という事の重大性を考えると、今回は学校法人立以外の個人立の学校も対象とすべきであると考えますが、この点についてはいかがでしょうか。

◯新行内私学部長

 補助の対象となる学校についてのお尋ねでございますが、学校は児童生徒が一日の大半を過ごす場でございますことから、私立学校のアスベスト対策は緊急かつ集中的に実施する必要がございます。そのため補助対象といたしましては、私立高等学校、中学校、小学校、幼稚園、盲・ろう・養護学校のみならず、専修学校、各種学校も加えまして、全学種を対象としたところでございます。
 さらに、野上理事ご指摘の学校法人立以外の個人立の学校なども対象としたところでございます。

◯野上委員

 最後です。専修学校、各種学校も含め、個人立の学校にも補助を行うということは、これは大変に評価できるものであります。学校に通う児童生徒が安心して学べる環境を確保するために、今後の施策の充実にも努めていただければと思います。特に、露出面に吹きつけアスベスト等があって、安定しているから飛散のおそれのない場合がございますが、例えば子どもがボール遊びをしていて、その面を破損してしまった、砕いてしまった、そういうときにはまたアスベストの飛散等ございますので、そういったところ辺も含めて安心して学習できる環境確保のために今後も努力をしていただければと要望して終わります。

関連記事

カテゴリー

PAGE TOP