平成26年文教委員会(2015年11月19日)スクールカウンセラーについて等

平成27年文教委員会(2015年11月19日)



〇野上(純)委員

 陳情二七第五一号の中の二項、全ての都立定時制、通信制高等学校に、生徒下校時までのカウンセラー等の教育相談員の配置を行い、相談日数をふやすこと、ここだけの質疑をさせていただきます。

 この前に、各決、あるいは文教委員会の中でもずっとスクールカウンセラーについて取り上げさせていただきました。特に、この前出していただきました不登校・中途退学検討委員会の中間まとめの中にもありますけれども、全日制で入学をした四万一千四百四人の都立高校生のうち、退学している子供たちが千二百六十四名。これは転出者、ほかの学校に行った子はちょっと除いて、未卒業率は三・一%、それに対して定時制、これは三修制と四年制とありますけれども、四千五百五十六人が入学をして、退学してしまった子供たちが千五百三十一名、未卒業率が三三・六%、つまり三人に一人の子供が中途退学をしているという現状がある中で、東京都教育委員会が大変努力をしていただきまして、平成十八年には六十校だったスクールカウンセラーの配置を、二十三年度には、国の補助が少なくなったにもかかわらず、都の負担分が多いにもかかわらず、百校配置、そして二十五年度からは、都立高校全校に配置したと、非常に努力をしていただいてきているわけでございます。

 今回は、都立高校の中の全日制課程と夜間定時制課程を併置している学校においての課題だと思っております。

 まず最初に、全日制と夜間定時制課程を併置している学校数、それと、通信制課程を併置している学校の数についてお伺いいたします。

〇伊東指導部長

 現在、都立高校の中で全日制課程と夜間定時制課程を併置している学校は四十二校でございます。

 また、通信制課程を設置している学校は三校でございます。

〇野上(純)委員

 都立高校全体にスクールカウンセラーを配置しておりますけれども、全日制課程と夜間定時制課程を併置している学校にもスクールカウンセラーの方が一人配置されているわけでございますが、勤務時間が、朝早くから定時制まで行くと非常に長いわけです。

 ですから、そこら辺は、それぞれの学校で工夫されていると思うんですけれども、この具体的な勤務時間についてお伺いいたします。

〇伊東指導部長

 東京都公立学校に配置されておりますスクールカウンセラーの一日の勤務時間は、休憩時間を除いて七時間四十五分でございます。

 全日制課程と夜間定時制課程を併置している多くの高校では、スクールカウンセラーが全日制に在籍する生徒と定時制に在籍する生徒のそれぞれから相談に応じることができるよう、勤務時間を午後零時三十分から午後九時までの時間などに割り振って設定しております。

 また、一部の学校では、一週置きに、午前九時から午後五時三十分までと、午後零時から午後八時三十分までの時間などに勤務時間を割り振って設定しております。

〇野上(純)委員

 いろいろとその学校によって工夫をして、全日制課程の子供たちも相談に乗れるし、夜間定時制課程の子供たちも相談に乗れる、両方にまたぐような形で設定している。あるいは、午前九時から午後五時半は全日制の子供たちと、午後零時から午後九時半までは夜間定時制を中心にという、一週置きに時間を変えているというさまざまな工夫をしていらっしゃるということでございます。

 スクールカウンセラーが夜間定時制課程に在籍している生徒から受ける相談の内容と、その対応についてお伺いいたします。

〇伊東指導部長

 スクールカウンセラーが夜間定時制課程に在籍している生徒から受ける相談内容は、友人関係に関すること、進路希望と成績に関すること、学業と仕事の両立に関することなど、さまざまでございます。

 スクールカウンセラーは、生徒から受けた相談内容について、学級担任や生活指導主事などに迅速に伝えるとともに、相談記録簿により文書で校長に報告をしております。

 学校はこうした報告に基づき、教職員間で情報を共有するとともに、生徒の悩みの要因となっている問題を解決するため、保護者や地域、関係機関等と連携しながら組織的な支援を行うよう努めております。

〇野上(純)委員

 全日制課程と夜間定時制課程の併置校では、学校ごとに勤務時間を工夫する、あるいは生徒からの相談に応じられる体制を整備している、あるいは夜間定時制課程には全日制課程と別の課題があることもわかりました。

 また、通信制課程も、生徒からの相談にスクールカウンセラーが対応できるようにする必要があると思います。今、通信制課程は三校ございますけれども、まだここにはスクールカウンセラーは配置しておりません。

 こうしたことから、定時制課程と、通信制課程にスクールカウンセラーを別途に配置することによって、一層、学校教育相談体制を充実させていくべきと考えております。都教育委員会の見解を伺います。

〇伊東指導部長

 定時制課程や通信制課程を設置している学校からは、生徒が直面する問題の解決を図るためには、スクールカウンセラーが生徒の相談に対応する時間を十分に確保することが必要であるとの要望を受けております。

 都教育委員会では、こうした状況を踏まえ、現在、定時制課程及び通信制課程におけるスクールカウンセラーの配置拡充に向け、平成二十八年度予算要求を行っているところでございます。

〇野上(純)委員

 最後です。ぜひ通信制課程にも別途スクールカウンセラーが配置され、そして、今現在配置されていない通信制課程三校にもスクールカウンセラーが配置され、都立高校生が中途退学とか不登校とかに悩むことが少なくなるように、そして、将来的にはしっかりと就労もして--私はいつも思うんですけれども、税金を払えるような子供たちになってもらいたいと思っているんですけれども、そういった将来、しっかりと展望を持てるように教育を進めていただきたいことを要望して終わります。

 以上です。

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